2025年度 COPLIセミナー&忘年会を開催しました

地域へのICT普及・浸透・スマートシティの創造を目指す「地域ICT推進協議会(略称:COPLI/会長:藤井 信忠)」が「2025年度 COPLI セミナー」を実施し、会場に集まった総勢66名でITを活用した神戸の地域活性化について考えました。
約1.5時間のセミナー・会員講演後には、懇親の場として「忘年会」も実施。会員同士の交流もさることながら、IT企業への就職を視野に入れている学生などの参加も見られ、親睦を深める有意義な時間となりました。
今回はセミナー中に発表のあったコンテンツをまとめてご紹介します。
「価値創造」の思考法を得る『V.School』

神戸大学では、研究科・学部の壁を越え、様々な専門分野の学生が参加して「価値創造」を学ぶ『V.School』という取り組みを行っています。
今回のセミナーでは、バリュースクール長「玉置 久」氏が、『V.School』で行われている取り組みやその狙いについてご紹介頂きました。

『V.School』では、知識を詰め込む講義ではなく、「思考法」「気づきを得る」ことに重点を置いた講義を行い、サロン・カフェ・セミナーなど演習形式の活動も実施しています。
様々な分野の教員が参画し、異分野共創での学びの場となっているそうです。
高校生や神戸大学以外の大学の学生も参加可能で、様々な人が「価値」について考え、議論を深める場となっています。入校の申し込みは随時受け付けています。
関連サイト
・V.School Kobe 国立大学法人神戸大学バリュースクール
テクノロジーは「地域」を豊かにしているのか?ー 地域通貨の可能性

テクノロジーが発達したことで、地域には良い影響だけでなく、「悪い影響」ももたらされているそうです。
テクノロジーを活用して「地域共同体」を再生し、ウェルビーイングな未来都市の実現を目指す「XR CITY LAB」のCEO「浅井宜通」氏からは、「地域通貨」の可能性についてお話がありました。

浅井氏によると、技術の発達により人々の経済活動の範囲が広がったことで、地域から「マネー」が流出してしまう、「中央集権型」の経済になっているんだそう。
そこに「地域通貨」を用いることで、「域内で、循環させる」経済を実現することができます。
特定の地域やコミュニティ内でのみ使える通貨を広げることで、マネーの流出が抑制され、域外のインフレの影響も緩和されるそうです。
実際に北陸での導入事例も紹介され、今後さらに「地域通貨」を広げていく必要性が語られました。
関連サイト
・XR CITY LAB inc.
会員講演① 神大在学中に起業。神戸にもっとIT人材を

「株式会社Digeon」では、再利用可能な部品(コンポーネント)を積み上げてソフトウェアを作る「積み木開発」で、効率的・高品質に開発を行いサービスを提供しています。
代表取締役の「山﨑 祐太」氏は、神戸大学在学時にプログラミングと出会い、エンジニアの道に進みました。
学生時代に就職について考えた時、著名なAI開発会社は関東に多く、神戸にはほとんどないという現状を目の当たりに。
自分が「神戸」においてIT人材の育成と雇用機会の創出という社会貢献を行い、ビジネスでの付加価値提供もしたいという想いが芽生え、神大在学中(2020年)に起業しています。
関連サイト
・株式会社Digeon ディジョン
会員講演② 関西拠点を「神戸」にし、活性化を目指す

「ネットを空気に変える」というコンセプトを掲げ、Mobile SecurityやDXサービスから、農業・建築・医療など幅広く事業展開している「株式会社オプティム」は、自社の歴史とサービスについて講演を行いました。
「株式会社オプティム」は東京に本社を持ちますが、創業者の3名は神戸出身のため、関西拠点を神戸に持っています。
その拠点「OPTiM KOBE」は、一時、オフィスメンバーが0人になるという危機がありながら、現在はメンバーも増員され、「神戸の地」を盛り上げようとしているんだそう。
そのほか、「自治体向けスーパーアプリ」や、学生エンジニア向けワークスペース「OPTiM Club KOBE」についての紹介もありました。
関連サイト
・OPTiM(オプティム)
会員講演③ 神戸に新たな「情報学部」が誕生

関西国際大学では、2026年4月から新たに「情報学部」が誕生します。キャンパスは、県庁前エリアにある「神戸山手キャンパス」です。
理系科目が苦手でも、入学前からプログラミングなどを学ぶオンライン教材があったりと、学習サポートが充実させるそうです。
2・3年次では「実践演習」を行い、行政や企業との連携から知識を修得するプログラムとなっています。
関連サイト
・関西国際大学 情報学部 2026年4月誕生